MADE
メソッド
Map · Assess · Design · Elevate:組織が実際にどう動いているかを見きわめ、選んだゴールに向けて設計し直す。繰り返し回せる4つのステップです。
変化を、MADEで体系的に
ILLUSTRATION · 10X ORG · CC BY-ND · DOWNLOAD ↓組織設計は、戦略とパフォーマンスのあいだに位置します。MADE は、その設計を状況に合った状態に保つためのループで、名前は4つのステップの頭文字に由来します。 Map, Assess, Design, Elevate。まず今の設計を調べ、次に必要な設計へ向けて改善します。
Improve(改善する)必要な設計
- 03Design(設計)今の制約にとらわれず、必要な組織を描く
- 04Elevate(引き上げ)エレベーティング・カタで変化を動かし始める
01STUDY · 今ある設計
Map
すべてのユニットを2つのマンデートで配置します。スキルの幅の広さ(→)と、担う仕事の大きさ(↑)です。
STEP GOAL · FROM 10X ORG
私たちの組織のどの部分が価値の創出に貢献していて、アイデアから現金化まで、それらはどう連携して価値を生んでいるか。
CORE VALUE · 好奇心
人もチームもAIエージェントも、同じマップに置きます。線は、誰が誰に依存しているかを表します。この例では、プロダクトマネージャーとプロジェクトマネージャーが、人とAIエージェントからなる2つの完結したチームを指揮しています。
肩書きや階層を並べた組織図を、なぞり直すわけではありません。ユニットが引き受けている仕事の種類、頼っているインプット、生み出すアウトプット、そして仕事が実際にどう流れているかを調べます。
現場に行く(Gemba)
資料上の流れではなく、仕事が実際に行われている場所をマップにします。
判断を挟まない
どう改善するかを決める前に、今の仕組みをありのままに見ます。
好奇心を持つ
好奇心がないと、マッピングはすぐに現状の正当化に変わってしまいます。
なぜ大切か:組織設計コンサルタント約200人への調査では、半数以上が、クライアントはユニットをまたぐ人の協働を追いにくいと答えています。
「マッピングだけでは組織は変わりません。けれど、マッピングなしの変革は手探りです。」
02STUDY · 今ある設計
Assess
マップを3つのトポロジーと見比べます。この組織は何のために設計されていて、それは戦略に合っているでしょうか。
STEP GOAL · FROM 10X ORG
現在の組織設計と、そこから育ちつつある能力を踏まえると、事業の野心や組織戦略にどれだけ合っているか。
CORE VALUE · 誠実さ
Directingのユニットが何をつくるかを決め、完結したチームが、狭く固定された範囲でそれを届けます。このパターンがデリバリー・トポロジーです。
リソース
専門スキルの稼働率を高めるための設計。
安定した、繰り返しの多い仕事に向きます。方向転換は遅くなります。
デリバリーこのマップ
アウトプットを速く、予測どおりに流すための設計。
需要が読めるときに向きます。チームが狭く定めた領域の中でリリースし、流れを速くします。
アダプティブ
革新と適応を通じて、より大きな価値を生むための設計。
ユーザーの習慣や市場の要求が変わり続ける、プロダクトの研究開発に向きます。
03IMPROVE · 必要な設計
Design
今の制約にとらわれず、必要な組織を描きます。組織ゴールを選び、目指す設計をスケッチします。
STEP GOAL · FROM 10X ORG
この組織は何を最適化すべきか。将来により良く応えるために、どの戦略的な能力を育てる必要があるか。
CORE VALUE · コミットメント
今、誰がどこに座っているかから始めてはいけません。最善のトポロジーというものはなく、あるのは目的への適合(Fit for Purpose)です。同じ会社でも、部分ごとに違う設計を選べます。この例のゴールは適応性です。全員がDrivingの象限で、ひとつのチーム・オブ・チームズとして働きます。
| 組織ゴール | 状況 | 目指す設計 |
|---|---|---|
| 稼働率 | 安定し、繰り返しのある需要 | リソース |
| フロー | 需要が読め、速い提供が求められる | デリバリー |
| 適応性 | 先が読めず、変わり続ける市場 | アダプティブこの例 |
| 両方(部分ごと) | 安定した中核と、新規事業 | 組み合わせ |
04IMPROVE · 必要な設計
Elevate
いよいよ変化を動かし始めます。エレベーティング・カタ™ は、小さく安全な実験です。スキルと仕事のマンデートを、目指す設計に向けて広げていきます。
STEP GOAL · FROM 10X ORG
足りない能力を築くために、この新しい組織設計を現場で機能させるには、どうすればよいか。
CORE VALUE · オープンさ
破線の円が目指す設計、矢印が変化の向きです。カタを実行したら、マップを描き直して、またループを始めます。
この例の道すじのひとつ · 4つのカタ
構造
チーム・オブ・チームズをつくる
2つのチームがひとつのプロダクトグループに加わります。
戦略
プロダクトバックログを統合する
プロダクト全体でバックログをひとつにします。仕事のマンデートが広がります ↑
戦略
プロダクトオーナーシップの軸をアウトカムに戻す
マネージャーはアウトプットの指示をやめ、アウトカムはチームが担います。
プロセス
プロダクト全体のレビューを開く
サイクルごとに、全員でプロダクト全体を見直します。
アカデミー
Org Topologies™ のアプローチを学ぶ
今後のイベント一覧


